ヒッコシ、ヒッコシ、ヒッコシ、、、。サラバ、広島。

近況報告になります。

 

GW明けから異動に伴う転勤となりました。

今まで広島に住んでおり、中国地方(主に島根、広島、山口)で撮影を行っていましたが、GW明けからは名古屋での生活になります。

 

長野や岐阜など近くなりますので、若干の期待はしつつ、新たに遠征先を探さないといけなかったり、会社の寮が結構な街中で運転が億劫に感じたり、寮の部屋が狭く撮影機材の置き場がなかったりと気が重くなっております。

 

とりあえず今回の引っ越しで分かりましたが、機材に限らず、とにかくモノが多すぎて大変でした。服にしてもパソコンにしてもカメラにしても何にしても、とにかく多い。片づけをしていて苛立ってくるレベルです。

 

当分落ち着いて撮影ができなさそうなので、盆休みまでに断捨離していきたいと思います・・・。

M86周辺(マルカリアンチェーン)

 ここ最近の週末はずっと天気が悪く、全く撮影に行くことができていませんでしたが、ようやっと晴れました。もう1週間前に晴れてくれれば新月だったのですが。。。。埃かぶってるEQ5も使えるようにして1晩2台体制にしたいです。ポタ電、三脚等々追加で必要なものが多いです。

 

マルカリアンチェーン

M86周辺

カメラ:ZWO ASI2600MC Pro gain100 -20℃ 300s×78 計 6h30min 

鏡筒:GS200RC+笠井トレーディング×0.75レデューサー

赤道儀:ZWO AM5 ASI220mm mini オフアキガイド

フィルター:CBPフィルター

撮影:ASIAIR PLUS

画像処理:Pixinsight,BXT,NXT

 

 マルカリアンチェーンの中心部です。換算1800mmぐらいの画角でもたくさんの銀河が存在しており、すごく派手ということはないですが良いなと思える領域です。アノテーションを見ても記号が付いていない銀河もあるようで隅々まで見てみるのも面白いかもしれません。

アノテーション

 

 今回の撮影は上弦の月が出ておりまして撮影時間の半分以上は月が出ている状態でした。苦し紛れにCBPフィルターを使用しましたが、ある程度満足いく結果となりました。

 冷却カメラの温度については‐10℃ではやはりcoolingが1~0%になってしまい温度が安定しなかったので-20℃にしたのですが、今度は家でダーク画像の取得が難しくなってしまいました。冷蔵庫にカメラを入れましたが‐18℃ぐらいまでしか下がらず、今回はそれで妥協しました。冷凍庫に入れて撮りなおそうかと思います。

 

 春の銀河祭り用で用意したGS200RCですが、スパイダーマスクを作成して使用していますが良い感じです(今回の写真ではほぼスパイダーの光条はでてませんが)。これだけ拡大してさまざまな銀河を撮れると思うとこれからの季節が楽しみです。

 

 

勾玉星雲

勾玉星雲

勾玉星雲

カメラ:ZWO ASI2600MC Pro gain100 -10℃

 300s×12 計 1h

フィルター:optron L-Ultimate

鏡筒:Nikon 70-200mm f2.8 fl ed 200mm

赤道儀:ZWO AM5 

ガイド:FMA180 ASI533MC

撮影:ASIAIR PLUS

画像処理:Pixinsight,BXT,NXT

 

ニコン大三元望遠ズームにASI2600MCを付けて撮影しました。フィルターのせいなのかバックフォーカスがあっていないのか星像がダメダメでした。BXTでどうにか修正した感じです。今度はフィルター無しで試してみたいと思います。

 

フラット補正 練習

天気が悪いので稼働率低めの日々が続いています。

 

少しの晴れ間を狙ってフラット補正の練習中です。今までフラット補正はほぼやったことが無くGCやらgraxpertで誤魔化してきました。ただGS200RCを使い始めてから流石に厳しかったのでトレース台を購入してフラット補正を始めることにしました。

 

フラット画像の撮り方はASIAIRにお任せです。

 

 

 

結果はこちらです。左が成功で右が失敗です。違いはライト画像のダークがあるかないかです。成功の方はありです。以前、だいこもんさんのブログでダーク減算をサボるとフラットが合わないと見ていましたが本当でした。

 

snct-astro.hatenadiary.jp

-10℃で撮影しており普段、面倒なのと‐10℃だったらダーク減算しなくてもいいかなと思ってやっていませんでした。ダークも用意してませんでした。手抜きはだめですね。

 

正月休み終了前 駆け込み撮影

1月4日、晴れそうだったのでGS200RCのテストがてら撮影してきました。やはり反射望遠鏡だからか新品で買いましたがなかなかの難敵な感じがします。ソフトパワー(BXT等)で誤魔化せていますが、どうにもならない部分もあるので気長に探っていきたいと思います。

 

 

M33

M33

カメラ:ZWO ASI2600MC Pro gain100 -10℃

 300s×35 計 2h55min

鏡筒:GS200RC+笠井トレーディング×0.75レデューサー

赤道儀:ZWO AM5 ASI220mm mini オフアキガイド

撮影:ASIAIR PLUS

画像処理:Pixinsight,BXT,NXT,affinity photo

 

3時間弱の露光です。以前撮影したものから1時間程度露光時間を伸ばしたので銀河の腕も若干見えてきました。もっと炙り出そうと思ったら倍ぐらい必要になるでしょうか。また周辺減光が結構あるのですがフラット画像の撮影環境が整っていないというより単純にさぼっているのでトリミングして誤魔化しています。今後の課題です。

 

 

M78

M78

カメラ:ZWO ASI2600MC Pro gain100 -15℃

 300s×48 計 4h

鏡筒:GS200RC+笠井トレーディング×0.75レデューサー

赤道儀:ZWO AM5 ASI220mm mini オフアキガイド

撮影:ASIAIR PLUS

画像処理:Pixinsight,BXT,NXT,affinity photo

 

初めてのM78です。よくバーナードループとともに撮影されている作品を見かけますが単体での撮影です。反射星雲と暗黒帯の対比が面白いです。ノイズがマシマシになるのと既に飛んでしまってる気がしますが明るい箇所の構造を残そうとしたら全体的に暗くなってしまいました。この冬の間に再撮影できたらいいなと思いました。

 

 

M101

M101

カメラ:ZWO ASI2600MC Pro gain100 -15℃

 300s×24 計 2h

鏡筒:GS200RC+笠井トレーディング×0.75レデューサー

赤道儀:ZWO AM5 ASI220mm mini オフアキガイド

撮影:ASIAIR PLUS

画像処理:Pixinsight,BXT,NXT,affinity photo

 

M33からM78の撮影を行ったので、4時間の撮影時点で午前3時ぐらいになってました。光害の具合がよくない場所だったので沈んできたM78は諦めて夜明けまでの余った時間でM101を撮影しました。BXTとNXTをかけまくっているので拡大するとわかりますが、ガビガビになってしまっています。ただ2時間程度の露光時間で特徴的な長い腕も薄っすら映ることがわかりましたので、こちらも春が近づいたら露光時間を伸ばしての再撮影をしていきたいと思います。

 

おまけ

キンキンに凍り付いた鏡筒

 撮影中、ずっと車に籠っていたのですが今まで行ってきた撮影の中で1番寒かったと言えるぐらい寒く、ほぼほぼ寝れませんでした。普段、家で使用している掛布団を持っていっておりどうにか耐えられましたが無かったらと思うと恐ろしいです。

 また、M33撮影時は‐10℃で撮影していましたが、M78から‐15℃に設定を変えていました。というのが‐10℃だとasiairに表示されているcoolingが0~1%とかになっており温度が安定しなかったため温度を下げました。次回、同じような状況であれば‐20℃とかで撮影してみたいと思います。

 

エンジンをかけたら‐4℃でした。。。

広島住みの遠征地まとめ

 天体撮影において暗い空は大切だと思います。私は結構な光害地に住んでいることもあり基本的に遠征して撮影を行っています。ただ、あまり遠征地の情報がインターネットで出回っていない(探し方が悪いだけ?)ので、この1年で行った遠征地をまとめようと思います。

 空の暗さ、撮影環境、アクセスについてそれぞれ5段階で評価します。なお、個人的な印象での評価ですので空の暗さなど数値等使用しての評価は全くありません。アクセスは主に道幅についてになります。どこから訪れるかによると思いますので、撮影地周辺の道路についての評価になります。

 すべて私個人の感想になりますのでご了承ください。

 

 

1.島根県大田市 三瓶山 東の原

空の暗さ:☆☆☆☆★

天の川が昇る方向の低空が明るいため天の川の低い箇所に位置する天体の撮影には向いていないと思うので‐1。ただ他の方角に関してはかなり暗いと思います。初めて訪れたときは感動しました。私が行く遠征地の中で一番良いです。

 

milky way

こちらは三瓶山の西の原で撮影したものなので場所が若干異なりますがこんな感じで低空が明るいです。

 

撮影環境:☆☆☆☆☆

マップを見ていただいたら分かる通り駐車場がめちゃくちゃ広いので気兼ねなく撮影できます。またライトも比較的早い時間に消灯します。トイレも清潔に管理された綺麗なものが24時間使用可能です。人の出入りは割とあります。惜しい点は駐車場の殆どの場所でかなりの傾斜が付いていますので赤道儀を水平に設置するのが大変なところです。しかしこの恵まれた環境の中では些末な問題です。

 

アクセス:☆☆☆☆☆

駐車場の手前が1.8車線ぐらいな感じがしますが、離合できないような道はありません。

 

総評:☆☆☆☆☆

 南方の低空が明るいのと山陰なので冬は晴れてることがほぼないということ以外は完璧だと思います。三瓶山には東の原のほかにも駐車場があり、広くて綺麗なトイレもある場所で言うと西の原もあるのですが、西の原は目の前に2車線道路があり、夜中でも定期的に車が通りますので、やはり東の原駐車場が一番撮影に適していると思います。

 

ーまとめー

空の暗さ:☆☆☆☆★

撮影環境:☆☆☆☆☆

アクセス:☆☆☆☆☆

 

2.広島県三次市 川西郷の駅 いつわの里

空の暗さ:☆☆☆★★

ここでは南側にある駐車場で機材を広げて撮影を行うのですが、北側には三次市の中心部があるのと目の前にコンビニがあるため北方向の撮影は厳しいと思います。コンビニも看板が夜中の12時まで煌々と光り輝いています。他の方角は比較的暗いですが、天頂付近の撮影ぐらいが無難だと思います。

 

撮影環境:☆☆☆★★

駐車場は十分あります。コンビニも23時まで営業しているので食料も現地調達できます。24時間使用可能な綺麗な公衆トイレもあります。ただやはり目の前を通る車が多いです。

 

アクセス:☆☆☆☆☆

どこからでも難なく辿り着けると思います。

 

総評:☆☆☆★★

まあ、遠くからわざわざ行くような場所ではないです。私の住んでいる場所から比較的近くてトイレがあり、ある程度暗いということで行ってます。光害が酷い場所に住んでいるから行っているというぐらいの場所です。他にいい場所があれば、評価もぐんぐん下がると思います。

 

ーまとめー

空の暗さ:☆☆☆★★

撮影環境:☆☆☆★★

アクセス:☆☆☆☆☆

 

3.広島県安芸高田市 のどごえ公園駐車場

 

空の暗さ:☆★★★★(狙う方角による)

北方向は良いです。が、南方向は全くもって厳しいです。というのが南西に広島市があるのもそうですが、なにより土師ダムがライトアップされていることが問題です。強烈に光っています。夜中の1時までいましたが、全く消える様子がありません。どうやら一晩中ライトアップされているようです。

 

強烈なダムのライトアップ。天の川は肉眼でもギリギリ見えましたがこれはひどい。忘れましたが右下の街灯はどこかのタイミングで消えました。

 

ダムの正面。田舎のラブホみたいな下品な明かりです。誰がこれで喜んでいるのか疑問ですが、天体撮影する人間は少数派かつお金を落とすわけでもないのでしょうがないですね。

ダムの明かりさえなければ星4ぐらいの評価ができると思います。

 

撮影環境:☆★★★★

ダムがあるような場所なので自然豊かです。トイレも一応あるにはあるのですが汚いです。駐車場から離れているのですが移動中、鹿の群れがおり、非常に怖かったです(友人と一緒だったのでなんとか行けましたが)。あとは撮影中、ドリ車がきてました。流石に私たちがいたので何もせず帰っていきましたが、、、。野生動物はしょうがないというか人間が住処に踏み込んでいる立場ですので何も言うことはできませんが、トイレの汚さやドリ車出現など難点が多いです。

 

アクセス:☆☆☆☆★

若干狭い箇所もありますが、問題ないと思います。若干、駐車場の入り口がわかりづらいです。

 

総評:☆★★★★

おすすめしません。ダムのライトアップが20時ぐらいまでに消えるのであれば星3ぐらいでもいいかと思いますが、他の要素が悪すぎます。

 

ーまとめー

空の暗さ:☆★★★★(狙う方角による)

撮影環境:☆★★★★

アクセス:☆☆☆☆★

 

4.広島県山県郡北広島町 道の駅 豊平どんぐり村

 

空の暗さ:☆☆☆★★

やはり南の方角は広島市があるので厳しいです。北方向及び天頂はいいと思います。

 

撮影環境:☆☆☆☆★

たまに星を見に来る人が来るのと、道の駅の横にある駐車場で撮影する場合は正面の道路をたまに車が通過します。北の方角を狙っている場合は問題ないと思います。トイレは綺麗に管理されたものが道の駅の近くにありますので安心です。

 

アクセス:☆☆☆☆☆

狭い道はありません。行きやすいと思います。

 

総評:☆☆☆☆★

広島市内から比較的アクセスが容易で結構暗いので良いと思います。2回ほどしか行けていませんが今住んでいる場所から通いやすいので天気が良ければ訪問回数は増えると思います。

 

ーまとめー

空の暗さ:☆☆☆★★

撮影環境:☆☆☆☆★

アクセス:☆☆☆☆☆

 

5.山口県熊毛郡上関町 道の駅 上関海峡

 

空の暗さ:☆☆☆☆★

ここまで北方向は良い、南方向は悪いと言い続けていましたがここは逆で南がよく北は悪いです。南方はほぼ海になっており明るい街がないので中国地方では珍しく天の川を狙うのによいと思います。一方で北は街頭など明かりがあるのと小さいですが町があるのとで微妙です。

 

撮影環境:☆☆☆★★

山やら建物やら電線やらで視界が微妙に良くないです。赤道儀の設置場所に難儀する印象です。あとは風が強いことが多いようです。Windyを見ていると7~8m/sぐらいのときがあります。20cmの反射望遠鏡しか持って行ってなかったときはかなり苦しかったです。釣りをしている人が多いので駐車場は広めですが結構埋まっています。トイレは離れていますが道の駅の建物内に24時間使用可能なものがあります。

 

アクセス:☆☆☆☆★

道の駅の直前に1車線分ぐらいしかない道幅の箇所がありますが、大した延長ではないので大丈夫だと思います。

 

総評:☆☆☆★★(かなり星4よりの星3)

風が強いことが多そうというのと私が行くのに1時間半から2時間かかるという個人的事情で星3です。あとは建物やら山やら電線やらを考慮すると赤道儀の置き場に若干難儀するというのもマイナスポイントです。

 

ーまとめー

空の暗さ:☆☆☆☆★

撮影環境:☆☆☆★★

アクセス:☆☆☆☆★

 

6.岡山県井原市美星町 井原市星空公園

 

空の暗さ:☆☆★★★

瀬戸内海に近く、南方は街明かりが煌々としているので低空は全くダメです。北もなんだかんだで街があるので微妙です。

 

撮影環境:☆★★★★

駐車場が狭い、星空を売りにしている関係で人の出入りが割とある、トイレがないと赤道儀を置いての長時間撮影には不適な環境だと思いました。

 

アクセス:☆★★★★

そこそこ狭い道路を抜けた先には絶対に離合できない道を突き進んだ先にあります。初めて行くときは必ず明るいうちに行ったほうがいいと思います。

 

総評:☆★★★★

苦労して行ったのにあんまり暗くない空が広がっているという感じの場所です。遠征してくる場所ではないです。私は実家と普段住んでいる広島との間にあったので帰る途中で寄りましたがもう行かないと思います。

ただ、星空を売りにしているのに全然だめじゃないかと美星を非難するつもりは全くありません。美星自体は星空の保護に積極的な自治体で光害防止条例を制定していたり、実際、光害に配慮した街灯を採用するなどの活動を行っていたりするようです。このような施策が全国に広がったらいいなと思っております。

 

ーまとめー

空の暗さ:☆☆★★★

撮影環境:☆★★★★

アクセス:☆★★★★

 

 

さいごに

繰り返しになりますがわたくし個人の感想です。中国地方で天体撮影を行おうと思っている方の参考になれば幸いです。

 

 

 

年明け早々の天体撮影 M81とM82

M81+M82

M81+M82

カメラ:ZWO ASI2600MC Pro gain100 -10℃

 300s×60 計 5h

鏡筒:GS200RC+笠井トレーディング×0.75レデューサー

赤道儀:ZWO AM5 ASI220mm mini オフアキガイド

撮影:ASIAIR PLUS

画像処理:Pixinsight,BXT,NXT,graxpert

 

 あけましておめでとうございます。晴れていたので元旦の夜に撮影してきました。今回の撮影地は岡山県井原市美星の星空公園になります。美星は日本で初めて光害防止条例を施行したそうで(wikiより)知っている方もおられるのではないでしょうか。天文台も近くにあったり星空保護区に認定されたりと天文関係で結構力を入れているようです。一方で実際のところ光害に関してはあまり良くなく北と天頂以外は厳しい印象です。

 というわけで、比較的暗い北側のM81とM82を撮影しました。風もほぼなくガイドの調子もとても良かったです。AM5で問題なくGS200RCを運用できることが確認できました。

 

おまけ

南方向の光害

 結構明るいです。

 

 

 井原市星空公園ですが、駐車場が狭いのとトイレがないのとで撮影環境としては微妙でした。辿り着くまでの道も短い区間ではありますが離合不可の箇所があります。また有名なこともあってか正月休みの学生集団が来たりしました。私は人が来ること自体、安心感があっていいのですが、とにかく敷地が狭いので車内で寝転んでいる際に車のすぐ近くをウロウロされてしまい全く落ち着きませんでした。まあ狭い場所を陣取ってる立場で文句を言うのはよろしくないですね。

 総じて光害などの具合も考えると赤道儀を広げて撮影するのには不適な場所かなというのが正直な感想です。