Sh2-308 ミルクポット星雲

1.はじめに

月の出が0時過ぎで晴れていたので撮影に行きました。休日で天気のいい日はできるだけ撮影に出かけるようにしたいですね。

 

2.撮影場所

広島県 川西郷の駅 いつわの里

3桁国道沿いの道の駅的なところです。結構な田舎なのですが一応国道だからか車通りはあります。南側は街頭が少なく明るい広島市もちょっとズレているので撮影できるかなという印象。一方、北東側では同じ敷地内にあるコンビニの看板が煌々と光っており北側については撮影は厳しい印象です。ただ0時には閉店して看板も消えるので深夜には大丈夫かと思います。天頂は十分暗い(当社比)です。

 

3.機材について

NikonZ6(IRカットフィルター除去)を使用しましたので、ASI533MC使用時のようにオフアキシスが使えません。オフアキシスガイドのパーツを購入する前はシュミットさんで購入した”はじめてのオートガイドセット”を使っていましたが、付属の望遠鏡がまあ使いづらい上に前玉がカタカタ動いてしまっているようだったので、ガイド鏡として安売りされていたFMA180(proじゃないです)を購入しておりました。今回はそれにPlayerOneのCeres-Mをくっつけオートガイドを行いました。

 

4.結果

 

Sh2-308 ミルクポット星雲(いるか星雲・いるかの頭星雲) コンポジットミス

カメラ:NikonZ6(IRカットフィルター除去改造) iso6400 300s×36 計3h

鏡筒:Askar FRA400

フィルター:Optron L-Ultimate

赤道儀:EQ5goto オートガイド(PHD2)

撮影ソフト:ステラショット2

現像ソフト:ステライメージ9、photoshopCC

 

撮影から帰ってすぐにざっくり編集したので雑です。ダーク補正もしていません。また子午線を跨ぐ時間帯だったので、その際いったん撮影を止めて再開したのですが、その影響で構図がズレたようで結構トリミングしています。次回の反省点ですね。

これから改めて処理しなおそうと思いますが、やっぱりかなり淡いです。これまでアンドロメダ銀河やオリオン大星雲など明るい対象ばかり撮影していたので淡い対象はほぼ初めてでした(実は年末にライオン星雲を撮影していましたが露光時間が全く足りていなかったので没にしてます)。気合を入れて総露光時間3時間撮影しましたがどうでしょう。とりあえず見れる程度には映ったので良かったですが、、、。

 

と書いてる間に気づいてしまいましたが、これコンポジットの位置合わせミスってますね。星雲本体の右側に青がうっすら見えてますが他の方のレベルの高い作例を見てると全くありません。多分、ズレた星雲本体でしょう。また撮影した写真を一コマずつ見直したら大きく構図がズレているということもないです。

手抜きでステライメージ9の位置合わせを自動にしていたのが悪いようです。真面目に基準点を設定してやり直したいと思います。

 

5.まとめ

やっぱり撮影終わりにパパっと適当に編集してもダメですね。

 

※追記

Sh2-308(dolphin nebula)

コンポジットしなおしました。ガイドエラーが出ていたものは弾いたので露光時間は3時間より短くなっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

ひと月ぶりの撮影 三瓶山遠征

1.はじめに

年始に”今年は天体撮影していくぞ!”と意気込んでいたのはいいものの天気等々含めてなんだかんだ2月17日に1か月以上ぶりの撮影をしました。残念なことに前週であれば新月だったのですが、1週間経って半月程度かつ月没前に撮影してたので状況は悪かったです。

 

2.撮影場所

島根県 三瓶山 西の原駐車場

この場所へ撮影に来たのは2回目です。

駐車場は広く、近くに24時間使用できるトイレがあるので恵まれています。自販機もあります。他の車は2~3台とかが車中泊しているような感じです。ただ、駐車場内に木が植わっているので正面を走る道路側に赤道儀を立てているのですが、真夜中でもちょいちょい車が走ってくるので若干気になります。でも写真自体には影響はなさそうです(気づいてないだけかもしれませんが)。

 

3.結果

M81+M82

M81+M82

カメラ:ASI533MC gain100 offset10 180s×20

鏡筒:Askar FRA400

フィルター:サイトロン CometBPフィルター

赤道儀:EQ5goto オートガイド

撮影ソフト:SharpCap

現像ソフト:ステライメージ9、photoshopCC

 

今回初めて撮りました。ASI533で400mmの鏡筒だとちょうどいいぐらいの画角ですね。月が出ていましたが1時間露光でも割と写りますね。CBPフィルターのお陰でしょうか?

 

M42

M42

カメラ:ASI533MC gain200 offset10 15s×512(計128m)

鏡筒:Askar FRA400

フィルター:サイトロン CometBPフィルター

赤道儀:EQ5goto オートガイド

撮影ソフト:SharpCap

現像ソフト:Pixinsight、photoshopCC

 

ASI533と400mmの組み合わせで撮影するのに適している対象だと思います。初の合計2時間越えの露光です。小さいサイズでみるといい感じですが結構ノイジーです。淡い部分を炙り出す過程で無理が生じているんでしょうか。星雲の中心部分を飛ばさないようにする目的で1枚当たりの露光時間を短くしているのですが、長秒露光でも撮影して多段階露光すれば解決するのかもっと枚数を増やせばいいのかなんともわかりません。とりあえずトラペジウムはギリ写せているので個人的には及第点というところです。次回以降はノイズをどうにかする方向でやっていきたいと思います。

 

 

4.おわりに

Pixinsightの体験版が3月頭までなのでM42の現像で今回使ってみましたが、出来上がったものに結構満足しています。ただ全然ソフトの使い方がわかっていない上に、画像処理自体も普通の一眼で撮ったような写真をテキトーに現像する程度しかしていなかったので知識が浅いです。いくらでも改善の余地があると思います。とりあえず体験版が切れるまでちょこちょこ触って購入については要検討です。

 

今回の現像はyoutubeで丹羽さんの解説動画を見ながら行いましたが大変ありがたいですよね。情報を無償で提供してくださる先人の皆様には感謝しかありません。解説本も出されているとのことなのでPixinsightを導入することになれば、そちらの購入もしたいと思います。

 

追記:ネットでよく見る機材と星を一緒に写した写真も撮ってみました。いい暇つぶしになってよかったです。が、背面モニターで確認してたらPCで見ると暗かったです。次回の反省点です。

オリオン座と赤道儀

OPTORONG L-Ultimateによるハート星雲とソウル星雲

年始の撮影にてアンドロメダ銀河とともにハート星雲とソウル星雲を撮影していました。

 

IC1805+IC1848(heart nebula&soul nebula)

カメラ:NikonZ6(IRカットフィルター除去) ISO6400 300s×9

鏡筒:Askar FRA400

フィルター:OPTORONG L-Ultimate

赤道儀:EQ5goto オートガイド

現像ソフト:ステライメージ9、photoshopCC

 

L-Ultimateでのハート星雲とソウル星雲の撮影は初めてでしたが、個人的にはいい感じに写せたかなと思っています。

鏡筒はFRA400を使用していますが、ハート星雲とソウル星雲を同時に入れるには画角が狭い感があります。300mmぐらいが良さそうなのでレデューサーを買おうかと考えましたが今度は周辺減光が気になってきます。

 

 

新年一発目の天体撮影

あけましておめでとうございます。

 

昨年1月、skywatcherのEQ5gotoを購入しました。

学生時代から星雲等の撮影をやってみたいと思っており、年末にセールをやっていたことから、いい機会だと思ったためです。

 

ただ、23年前半の稼働率自体は非常に低かったです。

理由は現在住んでいる場所が広島市内と光害が酷く撮影のできる環境へ行く機会が作りづらいことでした。また撮影機会が少ないことで、パソコンからの制御をしようとなると各種ソフトの使用方法についても理解を深めることができない状況で出かけても上手くいかないことがあり億劫に感じていた部分もあります。

 

しかし、QBPフィルターの存在を知り、それを入手してからは狭くはありますがベランダに赤道儀を出して天体の撮影を始めることができました。

お陰で仕事終わりにステラショットやsharpcap、PHD2等の試運転もでき、遠征先での運用に関してかなり改善されました。

赤道儀を本格的に使えるようになったことでモチベーションが上がり、それまではカメラレンズでの撮影をしていましたが望遠鏡を複数購入し金欠に陥っています。

 

今年はそれらをドンドン使っていきたいと思います。また当方、初心者ですので備忘録がてらブログを更新していきたいとも思います。

 

ということで、年始に撮影しましたアンドロメダ銀河の写真で今回は終わりにしたいと思います。

 

カメラ:nikonZ6(IRカットフィルター除去) ISO3200 120s×30

フィルター:SIGHTRON CBPフィルター

赤道儀:EQ5goto

現像ソフト:ステライメージ9、photoshopCC