1.はじめに
年始に”今年は天体撮影していくぞ!”と意気込んでいたのはいいものの天気等々含めてなんだかんだ2月17日に1か月以上ぶりの撮影をしました。残念なことに前週であれば新月だったのですが、1週間経って半月程度かつ月没前に撮影してたので状況は悪かったです。
2.撮影場所
島根県 三瓶山 西の原駐車場
この場所へ撮影に来たのは2回目です。
駐車場は広く、近くに24時間使用できるトイレがあるので恵まれています。自販機もあります。他の車は2~3台とかが車中泊しているような感じです。ただ、駐車場内に木が植わっているので正面を走る道路側に赤道儀を立てているのですが、真夜中でもちょいちょい車が走ってくるので若干気になります。でも写真自体には影響はなさそうです(気づいてないだけかもしれませんが)。
3.結果
M81+M82
カメラ:ASI533MC gain100 offset10 180s×20
鏡筒:Askar FRA400
フィルター:サイトロン CometBPフィルター
赤道儀:EQ5goto オートガイド
撮影ソフト:SharpCap
現像ソフト:ステライメージ9、photoshopCC
今回初めて撮りました。ASI533で400mmの鏡筒だとちょうどいいぐらいの画角ですね。月が出ていましたが1時間露光でも割と写りますね。CBPフィルターのお陰でしょうか?
カメラ:ASI533MC gain200 offset10 15s×512(計128m)
鏡筒:Askar FRA400
フィルター:サイトロン CometBPフィルター
赤道儀:EQ5goto オートガイド
撮影ソフト:SharpCap
現像ソフト:Pixinsight、photoshopCC
ASI533と400mmの組み合わせで撮影するのに適している対象だと思います。初の合計2時間越えの露光です。小さいサイズでみるといい感じですが結構ノイジーです。淡い部分を炙り出す過程で無理が生じているんでしょうか。星雲の中心部分を飛ばさないようにする目的で1枚当たりの露光時間を短くしているのですが、長秒露光でも撮影して多段階露光すれば解決するのかもっと枚数を増やせばいいのかなんともわかりません。とりあえずトラペジウムはギリ写せているので個人的には及第点というところです。次回以降はノイズをどうにかする方向でやっていきたいと思います。
4.おわりに
Pixinsightの体験版が3月頭までなのでM42の現像で今回使ってみましたが、出来上がったものに結構満足しています。ただ全然ソフトの使い方がわかっていない上に、画像処理自体も普通の一眼で撮ったような写真をテキトーに現像する程度しかしていなかったので知識が浅いです。いくらでも改善の余地があると思います。とりあえず体験版が切れるまでちょこちょこ触って購入については要検討です。
今回の現像はyoutubeで丹羽さんの解説動画を見ながら行いましたが大変ありがたいですよね。情報を無償で提供してくださる先人の皆様には感謝しかありません。解説本も出されているとのことなのでPixinsightを導入することになれば、そちらの購入もしたいと思います。
追記:ネットでよく見る機材と星を一緒に写した写真も撮ってみました。いい暇つぶしになってよかったです。が、背面モニターで確認してたらPCで見ると暗かったです。次回の反省点です。